木材を火災から守る!発泡形耐火被覆

サンフラムシート

鉄骨造や木造の柱はりを火災から守ります。    柔軟性があるため曲げ加工が可能です。

特 長

  • 加熱により10倍前後に膨張し、断熱層を形成します。
  • 鉄、プラスチック、木材等を火災時の燃焼熱から保護することができます。(成型/成型物の厚さに依存。シート厚さ2 mmでISO834標準加熱1時間耐火相当。)
  • 黒鉛系の発泡体に比べて硬い断熱層を形成しますので、炎の圧力に耐えて形状を保持することができます。
  • 発泡過程は吸熱反応ですので、保護したいものの温度上昇を抑制することができます。
  • 発泡倍率の制御も可能です。
  • 有害なハロゲンガスを発生しません。
  • 2時間耐火までの実績があります。
  • サンフラムシートはVOCゼロ設計です。製造過程でVOCを全く使用していません。
  • シートは他材料との貼り合わせや裏面への粘着加工も可能です。スリットしてテープ状にすることもできます。
  • ウレタン断熱材の着火防止としてもご使用いただけます。
  • 重要書類等の保管庫の壁・床・天井にも。

荷姿

厚さ2 mm 幅1000mm×20 m巻

厚さ1 mm 幅1000mm×30 m巻  製造厚さ1~5mm

■サンフラムシート加熱実験

鋼材に2mm厚サンフラムシートを被覆

 

ISO834標準加熱曲線に従って加熱した場合の鋼材の裏面温度測定結果の一例です。実際の裏面温度は設計仕様により異なります。ご使用の条件に合わせて最適な厚さを選定してください。

メカニズム

サンフラム 燃え止まり仕様

サンフラムシートの非加熱側に「QMシート(熱反射シート)」を積層させることにより、燃え止まり仕様とすることができます。

基材が木材の場合、QMシート×4枚、サンフラムシート2mm×2枚でおおむね1時間耐火相当の性能が期待できます。(基材や層構成により耐火性能は異なります。ご使用になる構成によってご確認ください。)

よくあるご質問

発泡温度は何℃ですか?

200~250℃です。

200~250℃で発泡を開始します。

サンフラムシートはいろいろな樹脂でできますか?

できます。

実績がある樹脂はEVA、塩ビ、PE、PP、TPU、スチレン系エラストマー等です。

どんな接着剤を使えばいいですか?

サンピタエポがおすすめです。

サンピタエポは無溶剤ですので、基材を選ばず使用できます。また、基材が吸水性の場合にはサンピタも使用できます。サンフラムシートの標準品はEVAベースですので、アルコールや塩素系溶剤などの極性溶媒と接触すると溶解します。接着剤選定の際はこれらの溶媒を含まないものをご使用ください。

どうやって接着すればよいですか?

全面接着を推奨します。

基材の全面に接着剤を塗付して貼り付けてください。部分接着だと加熱中にシートの一部がずり落ちる可能性があります。